2010年04月16日

「しょぼん」「書本」美しく、深い書道の本。


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eduの俵万智さんの記事で紹介されていて購入した本のご紹介です。


武田双雲さんによる書の本です。

しょぼん ひらがな
しょぼん ひらがな

書本 漢字
書本 漢字

実は、私、書道の教員免許を持っております。

別に書道の先生になりたかったわけではなく。

大学時代、変なとこウルサイ父が、ちゃんとした字を書けなきゃいかんと、「書道を習え」と言ってきて、軽く無視していたら、教室を探してきて、書道道具一式を送ってきたのです。

恐らく、父の時代は、PCもないですから、手書きで書類を書いたりしていて、まともな字を書いていないとそれなりに見えないとかいうことがあったと思うのです。

私も小学校の頃、書道をやっていて、それなりの字は書けたと思うのだけど、大学生になって書道なんて嫌だなと思っていたのです。他にやりたいこといっぱいあるし。月謝もったいないし。。


「申し込んだか?」とか父がしつこく言ってくる中、ふと、キャンパスにて、教職に書道があることを発見。なんと5,000円で書道の教員免許取得ができることが分かり、「普通の教室の月謝くらいじゃない?、これは破格だ!父も文句は言うまい!どーよ!」と申し込んでしまったのでした。

安易な気持ちで申し込んだところ、実は、週3コマも授業があったりして、家で書いて提出も必要で、どっぷり書道にはまる羽目になったのでしたがく〜(落胆した顔)

普通の書道に加え、篆刻、書道教育法まで、やりました。


履修したのは、同じ学年で三人のみで、一人は実家がお寺さん、一人は「なんとか先生に師事して長らく書をたしなんでおります」なんて人で、私一人、浮いていました。。。


なんだかんだで、どっぷり書の道にはまって、やっていると壁を突破して、書くことが楽しい、もっと書きたい状態にまでなりました。先生にも、「違うステージに入ったね」と言われたくらい。

ちなみに先生は、個性あふれる先生が3人でした。三者三様それぞれの世界があって、それも楽しかったです。

話が長くなりましたが、書道は好きなのです。



「しょぼん」「書本」は、書の世界を思う存分堪能できる本です。

見開き2ページで、ひとつの字を右側ページに楷書、左側ページに独創的な自由な書と関連する文章が書かれています。

右側のページ(書き順、読みかたもあります)
iphone 160.jpg

左側のページ
iphone 159.jpg


右側ページの楷書は、普通に美しい。

左側ページの自由な書は、こんなにもバラエティがあって、訴えるものがあるものなのかと、驚かせられます。

武田双雲さんの才能にノックダウンされる感じがします。

力強い字、やさしい字、楽しそうな字、寂しそうな字。。

字だけど絵のようでもある。
書道って、奥が深いと感じさせます。

どんなにITが発達しても、書くという行為、文化は無くしてはならないと改めて思わせます。

添えてある文章が、また味があるのです。
深い、沁みる文章が、書を引き立たせます。


なんてセンスのいい本なのかしらと思ったところ、アートディレクション 佐藤可士和さんとなっていました。

なーるほど、と、妙に納得。


大切な人にプレゼント出来る本です。

特に、小学校入学のプレゼントに最適ではないかと思います。
ひらがなも漢字も、書き順が分かるようになっており、漢字の成り立ちも分かります。

外国人にも喜ばれると思います。
漢字それぞれに、英単語も添えてあります。

書道のある国に生まれて良かったなと思います。
是非、お手にとって見て下さい。



関連エントリ
小学生ママのための雑誌「edu」絵本好き、Hacks好きにたまらない雑誌でしたよ。


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タグ:書道
posted by ホッシーナ at 06:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本 育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月07日

小学生ママのための雑誌「edu」絵本好き、Hacks好きにたまらない雑誌でしたよ。


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子育てスタイルさんの読者モニターで、eduを読ませていただきました。

edu ( エデュー ) 2010年 05月号 [雑誌]
edu ( エデュー ) 2010年 05月号 [雑誌]



小学生ママのための雑誌です。
存在は知っていましたが、子供の年齢から、うちにはまだ早いと思って、読んだことがなかったのですが、私にとても合う(笑)雑誌でした。

どんな点が私に合ったのかというと、私の好きなもの二つを満たしていたからです。
・本、絵本
・Hacks



具体的には、本好き、絵本好きのための素敵な記事はこちら。

◆入学前に小2の国語力!
俵万智さんが、お子さんと遊んでいる
センス抜群の「ことばあそび」




Hacks好きのための見逃せない2つの記事。

◆入学準備プレedu
入学直前!生活の「4つの仕組み」で自立

◆料理、洗濯、掃除
一日2時間「時短テクニック」



他にも、このタイトルをスルーできる子育て中の人はいない!というこんな記事も。

◆特集
「子育てストレス」とのつきあい方が分かれ道
子育てで、美しくなる人、老ける人



気付いた時には、たまっているかもしれない育児ストレス記事も。

◆いま、8割のママが子育てに自信を喪失
知っているともう一度輝けます!
「子育てストレス」との上手なつきあい方



というように、幼児・小学生ママにジャストミートな雑誌なのでした。




表紙は、今井美紀さん。「私は今〜♪(PRIDE)」と思わず口づさんでしまいます。

今井美紀さん、もう小学校2年になる娘さんがいらっしゃるのですね。
保護者会でお母さん達と顔を合わせるとほっとできるとか、いろんな出会いをさせてくれた娘に感謝など、インタビューには共感できる部分が多数ありました。


内容ですが、何より、嬉しかったのが俵万智さんの特集があったこと。
俵万智さんが朝日新聞に連載していた、「かーかんはーい」というエッセイがものすごーく好きだったのです。

かーかん、はあい 子どもと本と私

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かーかん、はあい 子どもと本と私 2

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絵本の紹介を核にしたエッセイです。
俵さんの息子さんは、うちの息子より1歳年長ですが、育児初心者の私としては、一年後にはこんなふうになるのかな?と思いながら、読んでいました。

絵本の紹介が素敵なので、育休中、紹介されるがまま絵本を買っていたような気がします(笑)

その後、朝日新聞読んでいなかったので、俵万智さんのあの息子くんは今?みたいな感じでeduの記事を読みました。


息子くん、健在でした!

今、年長で、既に小学校2年の国語力を持っているとか。素晴らしい。
勝手に親近感を持っていたので、すくすく育っている姿が嬉しい。

「かーかん、はあい」の時にも、賢い!と思っていたけど、やっぱり賢い。

子供が興味を持つ本が良いということで、紹介されている本には、意外にも、ポケモン、ドラえもんもありで、かえってリアリティがありました。



早速紹介されていた本をAmazonで購入しました。相変らず、俵さんの紹介に絶大な信頼を寄せている私です。

しょぼん ひらがな

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お勧めです!子供より、私が気に入っています。

小学校に入学する子への贈り物に最適なのでは。詳細は、またの機会にご紹介したいと思っています。



Hacks系では、「入学直前!生活の「4つの仕組み」で自立」記事にあった、「子どもが見える場所に時計を」をやってみました。
効果絶大目



他にも気になる育児Hacksがあり、コツコツ試しています。
うちの子は、育児Hacks実験台状態(笑)


一日2時間「時短テクニック」も見逃せない内容です。
私は、復職時に、どうやって時間を捻出するか、分単位で徹底的に検討しましたが、まだまだ時短できそうです。


というわけで、とても参考になる育児雑誌「edu」のご紹介でした。
edu ( エデュー ) 2010年 05月号 [雑誌]
edu ( エデュー ) 2010年 05月号 [雑誌]




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2010年03月08日

大人も子供も『こども論語塾』


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うちの子は、まだ何もおけいこごとやっていないのですが、保育園の同じクラスの子は、土曜日に3つ(ピアノ、英語、お習字)やっていたりしています。

ユニークなのは、漢字教室行っている子。

その子のママは、「すごいのよ、論語とかやっているの。」と言っていて、

私は、「ぁ?」って、思ったんだけど。



この前、お迎えに行ったら、その漢字教室行っている子が、みんなの中で、一人、

「子曰く、うんぬんかんぬん・・・」

と、唱えながら遊んでいて、ウケましたわーい(嬉しい顔)

すごいね、子供って何でも吸収するのね。



漢字教室のサイト見てみると、よさげだけど、うちの子の場合、まずは体力作り、プールかなと思っています。




論語。昔、習ったと思うけど、どんなのだっけ?と思っていたところに、よい本を見つけました。Amazonレビュー5つ星ですね。

こども論語塾―親子で楽しむ
こども論語塾―親子で楽しむ
おすすめ平均
stars大人にも十分役立つ、心に優しい本
stars『親子で楽しむこども論語塾』、繰り返し声に出して
starsとてもよいです
stars言葉で元気になる!
stars読みやすく暗唱に向いてます

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子供に論語をという流れはあるのですね。

帯には、「論語には、こどもに伝えたい大切なことが詰まっています。」とあります。



4つの章に分かれています。

1.「学ぶ」とはどういうことでしょう

2.どのように毎日を過ごしたらよいのでしょう

3.いちばん大切なもの、それは「仁(思いやり)」です。

4.理想の人=君子とは、どんな人なのでしょう




それぞれ4〜6つの項目が紹介されています。

見開き2ページに、書き下し文、原文、現代日本語訳、こども用解説が掲載されています。

振り仮名がついているので、子供でも読むことができます。

紹介されているのは、どれも、子供にも理解して欲しいと思えるものばかり。

育児の指針になると同時に、親が自分自身を振り返るのにもお勧めです。



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タグ:論語
posted by ホッシーナ at 06:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本 育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月01日

お雛様出しました。季節を感じる暮らし『子ども歳時記12ヶ月』


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週末、お雛様を出しました。

お雛様.JPG

飾っていると、神聖な気持ちになります。
生まれてくれてよかったなと思う。


子供が生まれてから、以前に比べ、季節を意識して暮らすようになったと思います。

年間通じて同じ時間に保育園の送迎していると、お迎えの時間は同じ時間でも、冬は真っ暗で、夏はまだ日があることが分かります。

子供を保育園に入れてから早起き生活をしているので、以前だったら意識しなかった日の出日の入り時間を意識するようになりました。

保育園でもちゃんと季節にあった行事や工作をしてくれる。

せっかく四季のある国に生まれて育っているのだから、子供達にも四季、季節の行事を楽しんで欲しいと思っています。


そこで、お勧めなのがこちらの本。

心をそだてる 子ども歳時記12か月
心をそだてる 子ども歳時記12か月

月毎の行事などをまとめてあり、イラストも沢山あり、振り仮名を振ってあるので、子どもでも読むことができます。

まだ字が読めない娘は、絵本としてみています。

厚さ1.7ミリ。ボリュームのある本です。



こちらはお雛様について書いてあるページ。
歳時記.JPG

ちょっとしたうんちく。お内裏様が左側で、お雛様が右側になったのは、昭和天皇即位からだそうです。


季節の俳句や詩も載っていて、行事の由来、うんちく、お料理紹介など、大人でも楽しめる内容です。

子どもから大人まで、みんなで楽しめる一冊です。


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タグ:歳時記
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2010年02月21日

国際子ども図書館『日本発☆子どもの本、海を渡る』見てきました


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国際子ども図書館『日本発☆子どもの本、海を渡る』を見てきました。

国際子ども図書館は、上野公園にあります。→アクセス


重厚な建物。
明治39年(1906)に、帝国図書館として作られた建物を、保存・改修して利用しているそうです。
古いけれど手入れが行き届いていると感じました。
子供図書館1.JPG

子供図書館2.JPG


『日本発☆子どもの本、海を渡る』は、海外で読まれている日本の絵本を集めた展示会です。

魔女の宅急便.JPG

パンフレットに掲載されているのは、「魔女の宅急便」
外国では、魔女は怖いものというイメージが強いので、この絵本の魔女がかわいすぎるため、表紙を書き直して出版されているそうです。


ぐりとぐらは、やはり何カ国でも出版されていて、世界各国で「ぼくらのなまえはぐりとぐら♪」と読まれているかと思うと愉快です。
よいものは、繰り返し読まれ、かつ国を超えて人の手に渡っているのだなと実感。

窓際のトットちゃんも多くの国で出版されてましたね。
子供が保育園に行くようになって再読したけど、勇気付けられる本です。(息子がマイペースで、ちょっとトットちゃん的なので。。。笑)


他にも子供達が読んだことがある絵本が多数あって、子供も大喜び。

知らなかったけど、数カ国で出版されていて、逆に興味を持ったのがこちら。
はじめてであう すうがくの絵本 (1)

展示会とは別に1階で本を実際に手に取ってみることができるのですが、よい本だと思いました。

藤田嗣治のフランス語の『日本の伝説』はステキな表紙と挿絵でした。
表紙は、能面を横から描いたもの、浦島太郎は古典的で美しい。
「大人の本」といった感じで、欲しくなりました。




『日本発☆子どもの本、海を渡る』


主催      国立国会図書館 国際子ども図書館
開催期間    2010年2月20日(土)〜9月5日(日)
会期中の休館日 月曜日、毎月第3水曜日(資料整理休館日)
        国民の祝日・休日(子どもの日を除く)
開催時間    午前9時30分〜午後5時
会場      国際子ども図書館3階 本のミュージアム

        入 場 無 料


会期が長く、しかも無料なので、ご興味のある方は是非足を運んでみては。






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posted by ホッシーナ at 05:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本 育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする