私も、まさに「私をスキーに連れてって」世代でして、年末年始休みに子どもを連れてスキーに行ってきました。
私のスキーデビューが悲惨だったので、子どもにはよいスタートを切らせたいと思っていました。
私のスキーデビューは、小学校4年の時です。父にスキー教室に入れられました。小学校3、4年のクラスでした。
他の子は、毎週スキーやりにきているような地元の子で、初めてスキーをはいた私は、おっかなびっくり。
皆に全くについていかれませんでした。先生も私に付きっきりで、明らかにみなさんにご迷惑をかけている状態でした。
半べそをかきながら午前の部を終え、ランチを食べて、午後の部の集合場所に行ったら、な、な、なんと、小学校1、2年のクラスに落とされていたのでした。。
この屈辱を今も忘れることができずにいます。私は、身長高いほうなので、小学校1、2年に入ると飛びぬけて大きく、目立つのでした。情けない、悲しい、スキーなんて大っ嫌い!と思ってしまいました。
幸い、その後、スキーが楽しいことを知り、「私をスキーに連れてって」時代を謳歌し、スノーボードも結構やったりしています。
そんな私が、子どもたちのスキーデビューは、私のようにならないようにと思って挑んだのでした。
子どもがスキーを始めるにあたって気をつけたことを書いておきます。
1.いきなりスキー教室にいれない
自分の二の舞にしないようにということです。教室に入れたほうが上達が早いと思いますが、教室に入れるのは、多少、子どもがスキーに慣れてからにしようと思いました。
2.ほめまくる
誰だって、ほめられれば嬉しい。ほめまくるに尽きます。
キッズゲレンデで滑っていたら、いろいろな親子がいるわけで、「さっき言っただろ!」「そうじゃないっ!」「ハの字!」「山がわ!」とか怒っている親もいます。一方で、ほめまくっている親もいるんですね。
以前、子どもの英語教室の参観に行って驚いたことがあります。外人の先生から、発せられる言葉の8割は、ほめ言葉でした。Great,Good boy,Good girl, Excellent, Good job, Nice etc. 英語を教わっているというかほめられに来ているみたいと思ったことがあります。こうやってほめられまくって育つ文化とそうでない文化の差は大きいなと思いました。
やっぱり、ほめられたほうが伸びると思います。スキーの場合、「ストック上手に持てたね!」レベルでほめるつもりでいてOKだと思います。
3.寒さ、暑さに気をつける
寒いとくじけますから、しっかり暖かくしてあげたいものです。かといって、やりすぎると子どもは汗かきますから、冷えるのです。スキー場に照準をあわせると、スキー場までの乗り物の中で、汗だくになっていたりします。面倒でも乗り物では服を一枚脱がせるとか、こまめに温度管理をしてあげたいです。
私がホッカイロ張っていたら、娘が「私も張る!」というので張ってあげたら、熱かったようです。子どもにはカイロいらないですね。
4.子どもにとっての転ぶことの意味を理解してあげる
子ども達が転ぶと、「いいんだよ〜、転んでも。転べば転ぶだけうまくなるから〜。」とのんきに言ったのですが、子どもにとって転ぶことは、大人が考える以上の挫折感やこだわりがあるようです。息子は、転ばずに滑れたコースの数を数えていました。そんなことを考えたことがなかったので、面白いなと思います。
大人になって、あまり転ぶことがなくなっていましたが「なんちゃってモーグル」コースというところで、「なんちゃって」というので、なめてかかったら、思いっきり転んで板がはずれて、まあ、それはいいんですけれども、一人ずつ滑るコースだったので、後ろに待ち行列ができてしまっていて、恥ずかしい思いをしました。自分が転んで、やっと、子どもの気持ちが少し分かるような気がしました。「ママも転んじゃったよー、これで上手くなった!やったね!」と言うと、子ども達も、仲間意識なのか妙に嬉しそうでした。
転んだ子どもの気持ちを理解して、うまくフォローしてあげたいものです。
5.水分、おやつを用意する
滑って転んで起きて滑っての繰り返しで、子どもは、かなりの運動量があります。冬とはいえ、汗もかきますので、水分補給に気をつけたいです。あとは、疲れた時用に少しおやつを用意しておくと元気がでます。飴は、口の中に残ったまま滑ると転んだ時、喉に詰まって危険なので、すぐなくなるものがいいです。
6.調子がいいところで切り上げる
子どもは吸収が早いので、どんどん滑れるようになって、楽しくなってきます。もっともっと滑りたいと思うと思いますが、絶好調のところでやめるようにしています。
3時過ぎになるとそれまでの疲れも出てくるし、空気も冷たくなります。それまでできていたことも、うまくできなくなったりします。
そうすると、「スキー楽しい!」ではなくて、「スキー疲れる」で終わってしまう可能性があります。
絶好調のところでやめると、「スキー楽しい!」の印象をキープできるのです。なので、あえて絶好調のところでやめています。
リフトは半日券でいいかもしれません。
こんなことに気をつけたところ、子ども達はスキー好きになってくれたみたいです。一緒にリフトに乗って滑れるようになりました。
私も、久しぶりに滑って、スキーってこんなだったなーと思い出して、ワクワクしました。
皆さんも、ぜひ子どもと一緒に、楽しいスキーライフを!
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タグ:スキー