最初が肝心。初めてのおこづかい帳はこれにした。予算を立てる「小学生のこづかいちょう」
夫が「小1だし、おこづかいそろそろあげてもいいんじゃない?」と言い出し、そうだねと思ったのですが、まだお金に興味ないみたいだし、おこづかい必要?という気もしてた時に見つけた本。『かわいい子には「こづかい」をあげるな! 』
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マネーマネジメントコーチの小泉俊昭さんの本です。ロバートキヨサキの投資教育用教材キャッシュフローの日本語版権利取得した人なんだそう。
自分の子どもには、こづかいをあげていないそうです。
ちょっと意外です。ロバートキヨサキは、子供向けのこんなゲームを作っているくらいだから、子供のうちからお金の運用を教えたりするのかと思ったら、そうではないようです。
こづかいをあげないといっても、育児かかる必要経費は経費として渡すそうです。ただし、必ずレシートをもらってくるというルールにする。こうすることで、子供の関心を持つ物やテーマを親が把握しやすくなり、親子の関係が近づくといいます。
自由に使っていいお金として、こづかいをあげることは「親の手抜き」と書いてあります。
組織に属していれば、受け身でもお金がもらえる「年功序列制度」と、毎月決まった額が受け取れる「こづかい制」はある意味、とてもよく似ているといいます。終身雇用制がとっくに崩壊している今、子供のこづかいだけは高度成長期と同じように進級に伴って増額されるのはおかしなことだといいます。確かにそうですね。親の給料が上がらないのに子供は上がっていくという。せめて親の給料の上昇率に合わせようか?
子供のうちからお金の苦労をさせることで、子供にお金の教養を身に付けさせるというのは、親だからできることです。大人になってから初めてお金の苦労を知るのでは、不幸ですね。
著者は子どもが6歳と3歳くらいの時に、こづかい制がダメな理由を話したといいます。
「お金というのは、黙って何もしないでいても誰かからもらえるものではなく、人の役にたったり人に喜んでもらえることをしないと手に入らないものなんだよ。お金は、そのお礼としてくれる物なんだ。
それなのに、誰かの役に立ったり喜ばせたりしないで毎月当たり前のようにお金をもらうのは、おかしいことだよね?
なんの努力もしないで自動的にお金をもらうというのは間違っているし、人間としてもおかしくなっちゃうと、お父さんは信じているんだ。お父さんの考え方に反対する人もいるかもしれないけれど、お金というものはそういうものだと、お父さんは信じている。
お父さんは君にダメな人間になってほしくないから、「おこづかい」はあげないことに決めているだ」
その年齢でも子供は理解したといいます。
親がお金に対するポリシーをしっかり持ち、曲げないことが大事。もう小学生だからという理由でこづかいをあげるのが一番良くないと思いました。
まだ、子供がおこづかいをねだったりはしないので、これを機に、親として、こづかいをあげるのかあげないのか、あげるならどういう方針であげるのか、「お金の教育」をどう進めていくのかしっかり考えたいです。
「お金の教育」について考えるきっかけとなる本です。
本の中で出てきた、アメリカの子供が家事でお金をかせぐためのツール Payjr
お金の扱いを丁寧にさせるために、著者おすすめの貯金箱
前からこれは欲しいと思っているのです。
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タグ:金銭教育
(気づくのが遅くなって申し訳ありません)
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