
iPhone、iPad、クラウドサービス、ソーシャルメディアをもっと使いこなしたいとお考えの方には、迷わずお勧めの1冊です!
単なるiPhone、iPadアプリ紹介の本ではなく、全体に、著者の倉園佳三@zonostyleさんの思想、スタイルが貫かれた本になっています。
例えば、シゴタノさんにも紹介されていた、GTDについての記述。
私にとってのToDoはそれまで「I have to do.」でした。「しなければならないリスト」。そんなものをわざわざiPhoneに入れて持ち歩きたくありません。iPhoneよ、おまえはいったい何様だと。
「Getting Things Done」の頭文字をとって「GTD」と呼ばれる手法を知ってからは、ToDoが「I’ll be able to do」、すなわち「やっちゃえること」に変わりました。「うわぁ、すっごく楽しいじゃない」。これがいまの気分です。
iPhoneやiPadというツール、各種アプリや、方法論(例えばGTD)に使われるのではなく、自分のものとして、使いこなす姿勢が感じられます。
他にも、GTDに関する部分には、こんな記述がありました。
プロジェクトの説明には、「この試みがゴールを迎えたらもっともハッピーか」を書いておこう。つまらないタスクがポジティブな行動に変わるはず!(P27図)
私は、「歯医者に行く」という本とも苦手な行動を「BeautifulLife」というプロジェクトに入れて、説明には、「バラ色の人生を謳歌するプロジェクト」と書いています。(P27)
いいですよね!ツールも使いようです。
また、ペーパーレスに関しては、以下の記述があります。
「アナログデータのデジタル化は手段であって目的ではない」、、(中略)、、明確なルールと基準を決め、それに合致するものだけをデジタル化することをおすすめします。
(中略)一つ目はこれ。
「クリエイティブな仕事に直結するかどうか」(P48)
メモについては、ipadは手書きメモ界の救世主として、iPadとスタイラスの組み合わせをお勧めしています。
メモは「未来に向けた覚え書き」として、話を聞きながら感じたこと、ひらめいたことをメモしているとのことです。
Tweetに関しては、このような記述があります。
情報に付加価値を付けることを考えてみます。私はいつも、編集者的な視点でこれを行っています。具体的には次のような要素を付け足すことで、単なるURLの投稿ではなく、自分ならではのWOW(驚きや感動)を生み出すわけです。(P139)
として、速報、解説、批評、集積、実験、比較の6つのツィートの方法を紹介しています。
ご紹介したのは、ほんの一部分ですが、全体を通して、@zonostyleさんの思考の筋が通っていて格好いいのです。
クリエイティブな仕事をするという軸を持ち、本当にご自身の基準に合致したものを紹介されています。
自分も、もっと自分のiPhoneやiPadを使いこなしたいと思わせる本です。
まずは、私は、Nozbe。NozbeとGoogleカレンダーとEvernoteの同期はしていましたが、iPhone、iPadアプリも未入手でした。購入してみようと思いました。
Nozbe
Nozbe Todo for iPhone
Nozbe Todo for iPad
ZONOSTYLEにもエントリーがありますね。
Nozbe × Evernote × GmailのInbox情報整理術
次に、スタイラスの作成。実は、先日、@kobutako2ko2さんから、導電スポンジ
iPhone、iPad、クラウドサービス、ソーシャルメディアをもっと使いこなしたい方は、是非、ご一読下さい。
iPhone×iPad クリエイティブ仕事術 本当に知りたかった厳選アプリ&クラウド連携テクニック
倉園佳三

インプレスジャパン 2010-08-23
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