GTDを進める上で、デジタルとアナログの使い分けをどうするかは、皆さんが気になるテーマではないかと思います。
私も、まさに最近「デジタルとアナログ」模索中、ちょっとアナログ回帰気味だったので、「iPhone とモレスキン」とは、まさにデジタルとアナログをテーマにしていると期待を持って申し込みました。
私のGTDの課題としては、レビューをするとやり残しに気付くことが多々あり(これって大嫌い!なんとか避けたい)、Actionへの充分な細分化が出来ていない点と、スケジュールへの反映が徹底出来ていない点を改善せねばと思っていたので、解決のヒントが見つかればいいなと思いながらの参加でした。
会場に着いて、びっくり! (サプライズ@)
な、な、なんと受付が、あのシゴタノ!の大橋悦夫さんと佐々木正悟さんではありませんか!!
えーっと、今日はサイン会なのでしたっけ?
私は、まるで韓流スターのおっかけのおばちゃんのように舞い上がってしまったのでした。
興奮しつつ着席すると、皆さんお知り合いの方もいらっしゃるようで、お話をされていたり、、
こういったイベント初めての私は、AR(仮想現実)で、その方のtwitterアイコンが分かると便利だろうなとか考えながら、まわりをキョロキョロ。
おお、でも、あの方はtwitterアイコンそのまま!@powerangixさん?とか、
「迷子になっちゃった〜」と、入ってこられた方は(すみません)、もしかして@kobutako2ko2さんではないかしら?
後ろにいる方は、電子書籍特集でテレビで拝見したことがある@kumiabさんではないかしら?
とかとか、ミーハーおばちゃん的に、引き続き興奮しながら、セミナー開始となりました。
さて、主催者は、Lifehacking.jpの堀さんです。
堀さんには、今回初めてお会いしたのですが、Ustでお見かけしたことがあるせいか、フレンドリーな方だからか、初めてという気がしないことが不思議です。
セミナーの内容は、大きく以下の通りでした。
堀さん
・GTD概要
・OminiFocus 紹介 (デジタルツール)
・モレスキン PigPogPDA 紹介 (アナログツール)
佐々木さん
・佐々木さん流 Toodledoを活用した時間管理術
@kazumotoさん
・@kazumotoさん流GTD
セミナー内容については、既に@powerangixさん、@kobutako2ko2さんが詳細にレポートされていますので、そちらをご参照いただくことにして、個人的に、ビビっときたポイントのみのレポートです。
■GTD概要
GTDとは、現状に変更を加えなければならないもの、今ここでしかできないものを明らかにすること。
そもそも何がしたかったのか、目的は何だったのか、例えば、本が置いてあったら、その本を使って何をするか、何のための本なのかが大事ということです。
目的というのも、「日常のタスク」をこなすだけで、満足してしまってはダメで、「プロジェクト」→「コミットした責任」→「最終的な人生の目標」を実現することに意味があるというお話がありました。本当にその通り。
さて、GTD実現のためのツールですが、デジタル vs アナログではなくて、デジタル + アナログ でいいのです。
但し、デジタル⇔アナログの移し変えはしない。Actionを増やしてどうする!ってことですね。
あなたのInboxは、どこ?を常に問いかけてみる。
Inboxは、一箇所でなくていいということです。デジタル、アナログそれぞれ、一箇所くらいが理想でしょうか。
■OminiFocus紹介
GTDに準拠したツールで、デビッドアレンを顧問に迎えているそうです。
少し前に、OminiFocus良さそうだなと思ったのですが、Windows版はないのですよね。
iPhone版は既にありますが、ごく近い将来iPad版が出るそうです。(サプライズA)
本邦初、堀さんのiPadに先行導入されたiPad版OminiFocus(サプライスA´)を見せていただくことができました。
非常に魅力的な機能が満載でした。
・QuickEntry
・逐次作業、並行作業の使いわけ
・所要時間フィルタ
・Forecast
・パースペクティブ(よく使うパターン定義)etc.
今必要なActionのみの把握が可能で、将来の見通しが立てられるようです。惹かれますね。
OminiFocusのためにMacを買うのは本末転倒、余計にタスクと出費が増えるじゃないの!と思っていた私は、iPad版には期待が高まるものの。。家はさておき、会社でPCの横に、iPad立て掛けて仕事するか?というと、う〜む、ではあります。PC1台で完結するに越したことはないなあ。
渡りに船とばかりに、大橋さんより、WebベースツールのNozbeのご紹介がありました。
Evernoteとシンクできるそう。これは要チェック!
■モレスキンPigPogPDA紹介
モレスキンを使った、PigPogPDAというGTDの方法が紹介されました。
モレスキンに、以下の5枚の付箋でタブを付けて、アクションとプロジェクトを管理していくというものです。
タブは、移動させて使います。
1.Inbox ・・・現在のaction
2.Inbox done ・・・実行済みaction
3.Project ・・・現在のProject
4.Project Done ・・・実行済みProject
5.Someday / Maybe ・・・将来のProject
ちょっと面倒くさいです(笑)
堀さんもおっしゃっていましたが、モレスキンでそのまま実現しなくても、ロディアでも何でもいいかと思います。
要は、今現在のアクションとプロジェクトを把握できればいいので、自分のアナログ環境に反映できる部分があれば、反映すればいいかなと思います。
■佐々木さん流 Toodledoを活用した時間管理術
佐々木さんは、 Toodledoを使用されているということで、ご紹介があったのですが、非常に興味深い内容でした。
コンテキストを時間帯に分けているとのこと。コンテストというと場所をイメージするのですが、時間帯というのもありなのですね。
A:9:00-10:00
B:10-00-12:00
C:12:00-14:00
(略)
H:22:00-25:00
上記のような時間帯コンテキストに予定を入れ、タスクは30日後まで入っているというのです。
私の課題であるスケジュールへの落とし込みをここまで、しっかりやられているとは、すごい!の一言に尽きます。
執筆は、書物の節はActionに当たるとして、ToodledoのNoteに本の原稿を書いているとのことでした。
他にもフリーランスならではの視点や、「誠 Biz.ID」の「あなたの不安、見積もります」やシゴタノのお仕事の進行スケジュールが公開されていて、興味深かったです。
シゴタノは、月曜:読書、水曜:下書き、木曜:アップというスケジュールなんですって。木曜日を楽しみに待ってしまいますね。
■@kazumotoさん流GTD
@kazumotoさんより、GTDフローの問題点を指摘しつつ、Doすることが重要なのだというお話でした。
非常に深い、本質を突いたお話で、まさにその通りと思いました。
ツールは、ジョッターを使用されているとのこと。
@kazumotoさんのお仕事は、「やってしまったほうが早い」という性質のものということでした。
個々の性格とか仕事の性質とかにより、GTDもいろいろな方法があるんだなと、改めて思いました。どれが正解とかではなく、自分にあっていて、ストレスフリーな方法でやればいいのですね。
@kazumotoさんが、ブログに補足を書かれています。
GTDセミナー、私の話の補足というか言い訳
その他、雑談的部分で面白かったのが、時間の使い方について、kazumotoさんは5時半以降は仕事はしない、堀さんも6時頃には、仕事終了とのことで、私も保育園お迎えのため、5時退社してますが、そこだけみるとライフハック界の重鎮の方々と、たいして違いはないのだなと思いました(笑)
堀さんのブロガーとしての活動は、基本、9時から深夜1時の1日4時間、これを続ければ世界に凹みを入れられるとゲイリーゲイリー
さて、Lifehacking.jp GTDセミナー「 iPhone とモレスキンで GTD システム作り」の私的まとめ。
GTDとは、現状に変更を加えなければならないもの、今ここでしかできないものを明らかにして、やる!こと。
デジタル+アナログで、自分に合った方法を追求しよう。
どうも手段と目的をはき違えがちで、実行して成果を出すことが大事なのだと再認識しました。
当セミナーは、半定期的に実施予定とのことでした。
次回はデビッドアレンの2冊目の本、Making It All Work
そうそう、モレスキンの小さなサイズをいただきました。iPhoneサイズ。かわいい!(サプライズB)

初めてのセミナー体験。サプライズてんこ盛り!かつ、和気あいあいと楽しい雰囲気でした。くせになりそうです!


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