2009年12月20日

【R+】大前研一「パスファインダー」道なき道を切り拓く先駆者たれ!!


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レビュープラスさんより、献本を受けました。

今回は、大前研一さんのパスファインダー <道なき道を切り拓く先駆者たれ!!>

私が最初に読んだ大前さんの書籍は、サラリーマン・サバイバル
それ以後、大前さんは気になる存在、「大前研一通信」を定期購読している私としては、嬉しい献本。

パスファインダー.JPG

大前研一通信 特別保存版PartVということで、著書ではなく、「大前研一通信」に限らず、数々の雑誌などの中から、大前さんのメッセージを集めたものです。さらに、DVDもついています。
帯に、「自分の人生、他人に答えを求めるな!」とあります。



教育論、日本の若者への伝言、「親」論、こんな大学を創らなければ日本に未来はないという章立てで、大学を作っている大前さんが人を育てるということに、いかに注力しているかということが分かります。

大前さんが言っているのは、「世界に通用する人材になれ」ということで、
以下3つが重要であるといっている。

@リーダーシップ

A考える力

B英語力




@リーダーシップについて、興味深いのは、サイバーリーダーシップという従来とは違うスキルを身に付ける必要があるといっていること。

オンライン大学を創っている大前さんならではでもあるが、これから、グローバルに仕事をするといった時に、従来のリーダーシップに加えてWeb会議などオンラインでも、メンバーをリードしていく力を必要ということである。


A考える力というのは、これからは「答えのない時代」であるから、知識を詰め込むことには全く意味がない、答えを見つけるのではなく、「自分で答えを考える能力を磨く必要」ということを言っている。

具体的な方法として、知っていることを書き出し、知らないことを明確するとあった。自分で考えなければ答えはないという、中華思想を持つことが重要とのこと。


B英語力について、英語は苦手と敬遠するのは、ほとんど自殺行為。
学校英語での出来ないところをつつくマイナス思考の英語ではなく、ビジネスの現場では、ブロークンイングリッシュで問題ない。

ソニーの盛田さんの英語について、「相手に通じるまで自分のペースで喋りまくる度胸というか、結果を出す英語力は見事というほかなかった」という記述に、私は、英語を勉強すること自体が目的になりがちなのですが、ビジネスマンは結果を出すことが重要なのだと思い直しました。


その他、親にとっての気になる記述。
・子供には「お金」でなく「時間」をかける。
・ハングリーな人間に育てるべき。
・わからないことはわからないといい、一緒に考える。子供から学ぶという姿勢が重要。
・なるべく常識を教え込まない。
・まずよき家庭人、地球人になる教育。
・子供にお金を渡し、自分で運用させ、金銭感覚を磨かせる。
 (アメリカでは、 Quicken for babiesというようなソフトを使用して資産管理をさせるそう)

個人的にツボだったのは、「大前研一になるのは、意外と簡単。」という部分。大前さんのお茶目な顔が浮かんできます(笑)これを実践すれば、確かに違う道が開けてきそう。67ページご参照を。


ちょっと疲れてしまった時、方向性を見失っている時に、自分を奮い立たせることが出来る一冊。

親として子供に何を残すのか、お考えの方にもお勧めです。

大前研一通信特別保存版PartIII パスファインダー <道なき道を切り拓く先駆者たれ!!>
ビジネス・ブレークスルー出版事務局
4930774497


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大前研一通信 定期購読。私も購読中。





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レビューする本は、自分で選択できるのでお勧めです。



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posted by ホッシーナ at 10:42 | Comment(1) | TrackBack(0) | 本 ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。

同感です。
@リーダーシップ
A英語力
B考える力

Web会議でのリーダーシップも実世界でのリーダーシップも変わらないと思います。文字だけの世界でリーダーシップを発揮しても実世界では駄目ということはあるかと思います。これはバーバル/ノンバーバルの問題があるのですが、Web会議は文字に比べると映像もボイスも使ってコミュニケーションしますので、文字に比べるとはるかに実世界に近いと言えますね。
ただ、これを使いこなして、Web会議からWebコラボレーションの世界へいけてるかどうかは、大いな差だと思います。
Posted by ウェラボ at 2009年12月30日 11:43
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